令和4年度電話医療相談 質問と回答(一部)
筋ジス協会は令和4年度も公益財団法人JKA様から補助金を得て、電話医療相談(療育相談)を毎月1回実施してきました。電話医療相談の対象は、会員はもちろん、会員以外も含みます。電話医療相談に寄せられた質問とその回答のごく一部をご紹介します。相談員は、筋ジス協会専属医で、長年にわたって筋ジス医療に従事される石原傳幸先生(国立病院機構箱根病院名誉院長)です。
【電話医療相談へ寄せられた質問と回答】
Q:筋強直性ジストロフィー。最近腰痛がひどいのですが、マッサージ器を使っても大丈夫でしょうか。
A:程よい強さであれば、マッサージ器を使用しても大丈夫です。痛み止め薬の使用も悪くはありませんので、色々試してみてください。
Q:筋ジスを疑われて相談のあった事例。
*今年初めより筋肉がピクピクし始め、今はドライヤーを持っているのもつらいです。
*筋肉がつっぱり、力が入りっぱなしで力が抜けません。
*最近ペットボトルのふたが開けづらくなりました。
*別の病気で入院した際、CK値が異常に高いため筋ジスの可能性があると言われました。
A:筋ジスの可能性の他、その他の進行性の筋疾患、ALS、筋炎などの病気の可能性もあるため、筋疾患専門機関へ受診し、早めに病名を確定することが大切です。病名が確定すれば治療できる病気もあり、病名の確定が早いほど早く治療を開始することができます。
Q:現在不整脈がありますが、妊娠・出産しても大丈夫でしょうか? また子供への遺伝も心配ですが、大丈夫でしょうか?
A:心臓内科で、母体が妊娠・出産に耐えられるかどうかを判断していただくことが、一番重要なことです。この方の場合は病型的には子供にはまず遺伝しないと考えられます。
(以上、ホームページ運用チーム)
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