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安倍晋三元内閣総理大臣 県民葬儀に参列して

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安倍元総理県民葬儀招待状の一部の写真

安倍元総理県民葬儀招待状の一部

山口支部 福江裕子

 去る令和4年10月15日、山口県下関市の県国際総合センター〔海峡メッセ下関〕にて故安倍晋三元内閣総理大臣の県民葬が執り行われました。まず、招待状が届いたことに驚きましたが、正副理事長に相談し、筋ジス協会山口支部の代表として参列させて頂きました。

 当日会場周辺は、厳重な警備体制が敷かれており、周辺を歩くだけで緊張しました。自宅に郵送されてきたQRコードを提示して入場し、海峡メッセの4階に案内されました。メイン会場は1階でしたが、4階会場では開式前まで故安倍元総理大臣がご活躍された映像が流れていました。また、県民葬の会場には生前の活動を振り返る24点の写真も展示されていました。

 14時、パブリックビューイングで中継された1階会場を視聴しました。山口県知事、衆議院議員、山口県議会議員、その他の役員が献花を終えたのち、4階に招待された私たちも1階に移動し、手荷物検査と金属探知機でのチェックを受け、献花をしました。1階は、右側に多数の報道陣、左側には大勢のSPが配置されていました。また、中央に奥様の昭恵さんが、献花される方おひとりずつ丁寧にお辞儀をされていました。

 私が印象に残ったのは、昭恵さんが故安倍元総理大臣への思いを話されたことでした。10月15日は、百箇日でもあり、言わばこの世とあの世のお別れの日でした。悲しみに一区切りつけ、それぞれの日常に戻っていく節目の日、「だんだんと私も実感が湧いてきて、本当にいなくなったんだとさみしさが増してきている。」「主人は、山口県が本当に大好きだった。」などと話されており、自分の息子のことが頭に過(よぎ)り涙がこぼれそうになりました。3年前、私も長男を亡くしましたが、大切な人を失うつらさは、計り知れない相当な悲しみがあります。あれほどの大事件で突然ご主人の命を絶たれ、世間では様々な報道があり、それでも県民の前で、立派に挨拶をされたことがとても心に残りました。

 今回、県民葬に反対される方もおられる中、当日まで参列することに迷いがありましたが、滞りなく終了したことに安堵しました。

 心より故安倍晋三元内閣総理大臣のご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

(以上、ホームページ運用チーム)