(会員寄稿)『アバターミュージック2022を経て』(2022年6月5日開催)
音楽にあわせてユーモラスなダンスを披露するPepper。本件はPepperを活用し、当社(ソフトバンクロボティクス株式会社)が独自で実施しています。
奈良医療センターからPepperを遠隔操作。本件はPepperを活用し、当社(ソフトバンクロボティクス株式会社)が独自で実施しています。
ZoomとPepper遠隔操作用コントローラ
『アバターミュージック2022を経て』(2022年6月5日開催)
奈良支部、奈良医療センター 中村 康祐
私どもは奈良医療センターで療養しながらロボットサークル活動をしています。このロボットサークルでは、ロボットの面白さを知ってもらう為に2009年からイベントを開催して、ロボットの輪を広げる活動をしています。コロナの発生前は、毎年「ロボまつり」を企画(障害物競争・風船割り・ロボットシュート・ボーリング・タワーバトル・エアサッカー・フラッグバトルなど)しており、奈良育英学園情報技術部の方々と二足歩行ロボット競技など成果発表を行ってきました。
今年の2月頃に社会福祉法人ぷろぼのさんから、「ムジークフェストなら アバターミュージック」に出演のお話を受けました。この「ムジークフェストなら アバターミュージック」では、6月5日に奈良医療センター(ロボットサークル会員)からPepperロボットを遠隔操作して、共同開発した音楽プログラム(宿命・ズンドコ節・千本桜)をユーチューブで披露しました。
Pepperロボットを使用するようになったきっかけは、ロボットサークルが10年を迎えた節目に、今後のより良いイベント作りとロボットの更なる発展のためのアンケートを実施致した結果、興味があるロボットの項目で最も多かったのはPepperでした。この結果を踏まえてPepperの演芸を企画する事にしましたが、レンタルするだけの予算がなく2017年11月にPepperと漫才される芸人が所属する某社に依頼致しましたが、出演料が高く諦めました。
2020年8月に社会福祉法人ぷろぼのさんより、Pepperを1ヶ月間拝借のお話を頂いた時は心が躍りました。最初は、プログラミングが出来るか不安でしたが、Pepperプログラミングの本とサンプルプログラムがありましたので、それを参考にしてアプリを作成する事が出来ました。1ヶ月の間に7つのアプリを作成しました。「替え歌を流しながらダンス・会話・漫才・クイズ・テレビCM曲を流しながらダンスをしてナレーションを入れる・童謡を流しながらダンス9曲・お誕生日の歌をPepperにダンスしながら歌わせる」。
課題としては、画像・写真をPepperのタブレットに表示させたり操作したりするプログラミング・Pepperの音声認識の精度を上げる方法・画像認識がよくわからなかった事です。
今こうして、サークル活動・個別活動・他病棟とのオンライン交流・リモート面会・オンラインイベントが出来るのも療育指導室をはじめ病院サイドの支援そして、オンライン環境のお陰です。これからも療育指導室のサポートと外部からの支援を受けながら、ロボットサークル活動をしていきたいと思っております。
Pepperはソフトバンクロボティクスの商標です
本件はPepperを活用し、当社(ソフトバンクロボティクス)が独自で実施しています
(ユーチューブ)アバターミュージック(ムジークフェストなら2022)(外部のサイトを開きます)
☆ムジークフェストなら:アバターミュージック(奈良医療センター)
(以上、ホームページ運用チーム)