臨床治験研究促進機構について
JMDAは臨床治験研究促進機構を、令和元年5月に開いた第56回全国大会総会で設置いたしました。患者本位の臨床治験研究を推進する目的です。
【第56回全国大会での貝谷理事長挨拶より】
先日日経新聞にも載っていましたが、筋ジスの新しい薬を治験するためにはもっと新しい機器を使うことを希望します。それは治験される患者にとってより楽な方法となります。今まで薬を飲む前と飲んだ後に何分間で何メートル歩けたかという事を指標にして薬の効果を出していました。しかし最近の医療機械の素晴らしい進歩によって、今は18グラムの小さな心電図を時計の様に着けるだけで1日・1週間の運動量が測れるわけです。24時間心電図も常に測定可能です。そういうものを使っていただければ、我々治験をされる患者は毎回毎回病院へ行って検査を受けなくてもしっかりした、客観的なデータが出るわけです。これからはこうした機器を用いて、薬の本当の効果がわかるように推し進めていきたいと思っております。
さらに、神経筋疾患先端医療推進協議会(CCNMD)の中で、貝谷久宣JMDA代表理事が提唱して、ウエアラブル器機活用臨床試験基礎研究部会(WACT- Wearable Apparatus leading Clinical Trial)が設置されました。部会会員4名による共同研究が始まります。
4名の部員は以下の通りです(敬称略)。
中村昭則(国立病院機構まつもと医療センター)
松村 剛(国立病院機構大阪刀根山医療センター)
久留 聡(国立病院機構鈴鹿病院)
竹島泰弘(兵庫医科大学小児医学講座)
(以上、ホームページ運用チーム)