筋ジス協会賞を制定
患者に心身の苦痛を与える現在の筋生検に代わる新たな方法の開発を促進するため、この分野に貢献した研究者個人に対し一般社団法人日本筋ジストロフィー協会「協会賞」を制定することが、第2回理事会で承認されました。「協会賞」の贈呈式は、令和5年度全国大会を予定しています。
一般社団法人日本筋ジストロフィー協会「協会賞」募集要項
(趣旨)
第1条 筋ジストロフィーの治療薬開発に関し、一般社団法人日本筋ジストロフィー協会は、臨床治験研究促進機構を令和元年5月の総会において設立し、患者本位の治験研究の推進に取り組んでいる。
さらに今回、患者に心身の苦痛を与える現在行われている筋生検に代わる方法を開発した研究者個人に対し一般社団法人日本筋ジストロフィー協会「協会賞」を定める。
(応募資格)
第2条 応募資格は日本国籍を有する研究者で、専門分野を問わない。
(応募課題)
第3条 現行の筋生検に代わり、(1)侵襲性が少なく、(2)筋ジストロフィーの臨床治験の効果を確定(欠損タンパクの証明又は定量)できる新しい方法を開発した研究。
(賞金)
第4条 研究関与者個人に100万円。
(募集期間)
第5条 令和2年1月から令和4年12月末まで。
(応募方法)
第6条 応募方法は次のとおり。
(1)申請者は、添付の申請書を使用し、日本筋ジストロフィー協会応募は、事務局宛てに電子メール(jmda_info@ml.jmda.or.jp)で応募する。
(2)締め切りは令和4年12月31日。
(3)申請書及び添付書類は返却しない。
なお、新しい方法を開発した研究内容は、必ずしも論文として刊行されていなくても、投稿前の段階でも論文形式が整っておれば可。
(選考及び決定通知)
第7条 選考委員会において審査・選考し、遅くとも令和5年3月末日までに申請者に結果を通知する。
(選考委員)
第8条 選考委員会委員は次のとおり(五十音順)。
石原 傳幸 国立病院機構箱根病院名誉院長
大澤 眞木子 東京女子医科大学名誉教授
武田 伸一 国立精神・神経医療研究センター 理事
戸田 達史 東京大学医学部 神経内科 教授
樋口 輝彦(委員長) 国立精神・神経医療研究センター 名誉総長
(賞金の交付)
第9条 賞金は令和5年度全国大会で贈呈する。
附則
この要項は、令和2年1月1日から実施する。
(以上、ホームページ運用チーム)