バモロロンとダイドーファーマ
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ダイドードリンコグループのダイドーファーマが12月18日に配信したニュースリリースで、アメリカで10月に新薬承認されたばかりのバモロロンについて取り上げられました。ニュースリリースの中でダイドーファーマは、ランバート・イートン筋無力症候群という難病の治療薬について、厚生労働省へこの日、新薬承認申請をしたことを明らかにしました。この治療薬は、ダイドーファーマがアメリカのバイオ企業、カタリスト社から日本での共同独占的開発・製造販売実施権および独占的商品化実施権を取得したものです。
ニュースリリースでは、以下の記述もあります。
「また、カタリスト社は 2023 年 7 月 18 日、デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対する新規コルチコステロイド治療薬である AGAMREE(バモロロン;経口懸濁液 40mg/mL)の北米における独占的ライセンスを取得しました。 AGAMREEは FDA の希少疾病用医薬品およびファースト・トラックの指定を受けており、2023 年 10 月 26 日に米国での販売が承認されました。24 年1Q に発売の予定です」
ダイドーファーマがバモロロンについても、カタリストから日本での権利を取得して発売を検討するかどうかは今のところ不明です。
(ニュースリリース)アミファンプリジンリン酸塩(3,4-ジアミノピリジン)の ランバート・イートン筋無力症候群(LEMS)に対する承認申請について(外部のサイトを開きます)
(LINK-J)希少疾病の新薬導入で医薬品事業立上げを目指す ダイドーファーマ株式会社(外部のサイトを開きます)
★バモロロン(Vamorolone、ステロイド)の開発ニュース
(以上、ホームページ運用チーム)