ベッカー型の重症化メカニズムを発見 大阪大学
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そして、筋ジス協会は、会員の皆様からの要望が多い医学研究情報の発信に努めています。
大阪大学の研究グループは、ベッカー型筋ジストロフィー(BMD)が重症心不全をもたらすメカニズムを、iPS細胞由来分化心筋細胞を用いて解明したと公表しました。研究グループは、補助人工心臓が必要な重症心不全に至ったベッカー型筋ジストロフィー女性キャリア症例を対象に、心筋組織病理標本を用いた解析、遺伝解析、iPS細胞から分化させた心筋細胞を用いた機能解析を行い、ジストロフィン遺伝子変異に加え、コラーゲンの生合成に関わるPLOD3の遺伝子変異が存在することで、心臓組織の収縮力に加えスティフネス(硬さ)を低下させ、重症化に関与していることを見出しました。重症心不全の病態解明、今後の治療法開発につながることが期待されるとしています。
(大阪大学)筋ジストロフィー重症化メカニズムの一端をiPS細胞由来分化心筋細胞を用いて解明(外部のサイトを開きます)
(大阪大学)筋ジストロフィー重症化メカニズムの一端を iPS細胞由来分化心筋細胞を用いて解明(外部のサイトを開きます)
(以上、ホームページ運用チーム)