新しい資本主義実現会議 難病の全ゲノム解析を実施
政府の「新しい資本主義実現会議」は11月8日、「緊急提言~未来を切り拓く“新しい資本主義”とその起動に向けて」を取りまとめました。この中で、ライフサイエンス分野の強化として、全ゲノム解析を実施することを盛り込んでいます。
「新しい資本主義実現会議」の緊急提言より
Ⅱ.成長戦略
1.科学技術立国の推進
(1)科学技術立国の推進に向けた科学技術・イノベーションへの投資の強化
③ライフサイエンス分野の強化
がんや難病に苦しむ患者を対象として、全ゲノム解析を推進し、その結果をもとに、個別化医療の提供を目指す。また、得られたゲノム情報をデータベース化し、研究機関や民間企業等における創薬や治療法開発に向けた利活用を可能とする。
現状、累計6,300症例(1.2万ゲノム)の全ゲノム解析を実施済み。本年度末までに累計19,200症例(2.5万ゲノム)まで実施する見込み。これに加えて、英国を参考に、来年度から5年間でがん・難病に関して10万ゲノム規模の全ゲノム解析を実施することを目指し、複数年度にわたって支援する。
(内閣官房)新しい資本主義実現会議(第2回)(資料2)(外部のサイトを開きます)
(参考、有料ニュース)難病特定へ全ゲノム解析 厚労省、首都圏5病院で実証(外部のサイトを開きます)
☆10万人の全ゲノム解読 統合解析コンソーシアムの設立 令和3年7月9日
(以上、ホームページ運用チーム)