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シリーズ「輝いている会員の姿」 愛知支部 梅村 和輝さん

                                               

 

「目標は、ラジドリの世界大会で優勝すること」

   3歳の時に筋ジストロフィーデュシェンヌ型と診断されました。現在は、人工呼吸器と電動車いすを使っています。
 幼児期と小学生の頃は、両親と普通の生活をしていて、幼稚園と普通校に通っていました。
親の介護による負担が大きいという理由で、中学1年生から25歳ごろまで長良医療センターの障害者病棟に入所していました。
 そこでの生活は、色々と制限が多く、プライバシーすらありませんでした。ですが、同じ病棟の仲間がいたから辛い生活でも楽しく過ごせたと思います。
 長良特別支援学校高等部卒業後は、インターネットを使った通信制の大学に6年間通いました。
 通信教育の学生時代は、ITとビジネスを学んでいました。また、このころから地域で一人暮らしがしたいと強く思うようになりました。
 2012年に静岡で行われたイベントに参加したとき、サマリアハウスという一人暮らしを体験できる施設があることを聞き、見学に行きました。
 2013年の秋から通信教育で勉強しながら、体験室を繰り返し、生活の基本はもちろん、色々な経験をしました。
 2015年春に通信教育の大学も無事卒業しました。しかし、行政と重度訪問介護支給についての交渉が難航していましたが、その夏に行政が重度訪問介護の支給をするとのことになりました。
 2015年11月から晴れてサマリアハウスで下宿を始めます。そして、翌年の8月からピア名古屋で働き始めました。2017年に訳あって電動車椅子サッカーからラジコンカーのドリフトに転向しました。ラジコンと言っても本格的な競技用です。障害の有無に関係なく工夫次第で楽しめます。僕には、ラジドリが向いていたのだと思います。
 2018年6月にいよいよ名古屋市内で完璧な一人暮らしを始めました。しかし、その冬と翌2月に名市大病院に緊急入院をしてしまいましたが、その教訓を生かし、今は健康そのものです。
 さて、ラジコンの話に戻りますが、最初は、レースかドリフトかで迷っていました。僕は、どちらかというと目立ちたがり屋な方だから走りを魅せるドリフトを極めようと思い、今に至ります。
 目標は、R.C.D.C.というラジドリの全国大会及び世界大会で優勝することです!
 今後とも応援よろしくお願いいたします!