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シリーズ「輝いている会員の姿」 愛知支部 河本 圭亮さん

「僕の目標 ~人生を楽しもう~」

僕には目標に向かって頑張っていることが2つあります。
一つ目は仕事です。僕は今、自宅で仕事をする在宅就労でデザイナーをしています。就労時間は週9時間、内容は画像の切り抜きや地元イベントのポスター作成、看板や名刺デザインなどをしています。きっかけは高校生の時に、就職する2学年上の先輩の姿を見て僕も働きたいと刺激を受け進路の先生に気持ちを伝えたのが始まりです。僕は就職するにあたってどんなに大きいことや小さいこと、難しいことや簡単なことでも自分から声を上げて聞いてもらうことがスタートだし大事なことだなと実感しました。多くの人の役に立つ仕事ができるデザイナーになれるよう頑張っていきたいです。
もう一つはボッチャです。ボッチャとは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目です。 ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。 
僕は障害によりボールを投げることができないので勾配具(ランプ)を使ってアシスタントと一緒に試合に出るクラスでボッチャをしています。これは小学校3年生の時に友達に教えてもらい始めました。このボッチャで僕の世界が180度変わりました。特に試合で勝った時のうれしさ、負けた時の悔しさはスポーツでしか味わえない経験です。またボッチャを通じて他県の選手やそれを支える家族やアシスタント、コーチの方など多くの人と出会うことが出来ました。
2年前から国際試合に日本代表としてドバイやカナダなど海外遠征に行っています。僕の目標は2年後の東京パラリンピックに出場してメダルを獲得することです。ですが目標に向けてボッチャを続けるには家族やヘルパーさん、僕のボッチャを応援してくれる人の理解やサポート、協力がないとできません。なのでボッチャができることに感謝をしながら目標を達成して僕に関わってくれる人たちに恩返しができるように頑張っていきたいと思います。
僕には以上2つの大きな目標がありますがその他にもやりたいこともたくさんあります。僕の人生はまだまだこれから。いろんなことに挑戦して人生を思いっきり楽しみたいと思います。