V 筋ジストロフィーの子ども用に工夫されたボールゲーム

3.スティックベースボール

        (新潟県立柏崎養護学校)

(1)ゲームの特徴
 手軽に野球の雰囲気を味わえる野球ゲーム盤の実際版です。

(2)用具
  ・文字プレート板 13枚
  ・スティック(生徒個々に合わせて製作)
  ・ピンポン玉

(3)ルール
@試合
 先攻後攻を決め、後攻のチームは守備につきます。先攻チームは予めきめた打順に従って打席に入ります。
A得点
 攻撃側のプレーヤーが打者から走者となって、1塁、2塁、3塁、本塁の順序で走塁し、本塁に入ると攻撃側チームに1点が与えられます。
Bプレーヤー
 ア.投手
  本塁前6mの位置から職員が投げます。
 イ.捕手
  審判を兼任し職員がこれを行います。
 ウ.野手
  文字プレート板の後ろにつき、文字プレート間を抜けてきたボールを「アウト」の文字プレートめがけて打ち返します。
 エ.打者
自分の打順がきたら、バッターボックスに入り攻撃姿勢をとります。
C打者がアウトになる場合
 ア.三振した場合(3回空振りしたときのみ)
 イ.「アウト」の文字プレートに打ったボールがあたった場合。
 ウ.打ったボールが文字プレートにあたらず内野に留まった場合。
 エ.バッターが打ったボールを守備側のプレーヤーが「アウト」の文字プレートに打ち返してあてた場合。
D進塁
 ア.打者がヒット以上を打った場合。
 イ.デットボールの場合。
 ウ.四球「フォアボール」の場合。
E走塁
 打者走者は打者の打ったヒットの数だけ進塁できます。
F攻守交代
 攻撃側チームの2人のプレーヤーがアウトとなった場合に攻守を交代します。

(4)競技場

(H・ヒット O・アウト)塁間9m

(5)工夫した点
 デッドボールやフォアボールを設け、出塁しやすくし、得点につながるようにしました。
(関澤 治)


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