V 筋ジストロフィーの子ども用に工夫されたボールゲーム

1.コーナー卓球
          (千葉県立四街道養護学校)

(1)実施対象
 @障害の程度 主に車椅子使用者の活動として行うことができます。
 A部・学年 年齢に関係なく行えます。
 B集団の構成 他の障害の人や障害のない人と合同で行うことができます。

(2)実施の場所及び期間
 @体育館や屋内で、卓球台が置ける場所であれば活動ができます。
 A実施期間は、年間を通して行うことができます。

(3)概要
 @4チーム(各チーム2名、計8名)に分かれてラケットを持って攻防し、相手3チームのゴールを狙い得点を競うゲームです。
 A卓球台を2台合わせて正方形を作ります。
 B用具は、木製の積み木(長方形×8・正方形×4)、ラケット(ゴルフクラブ保管用プラスチック網、木製棒)、卓球ボール、得点版、必要に応じて椅子を用意します。

競技するときのラケット





(4)試合方法
 @参加方法
車椅子に乗っている選手以外は、椅子に座ってゲームに参加します。
 A試合の仕方
  ア.サーブ・・・各チーム2回(一人1回)行い、卓球のボールをコートに置き、対角線上のチームに対して行います。
  イ.得点・・・返球したボールが積み木を越えたり自陣に転げ落ちたとき、他の3チームに1点ずつ追加します。
  ウ.1ゲーム・・・全員がサーブを終了した時点を1セットとして、得点の多いチームが勝ちとなります。セット数は前もって決めておき、得点の多いチームが勝ちとします。

(5)ルール
 ア.サーブ2回失敗でダブルフォルトとなり、他のチームの得点となります。
 イ.ボールを握ったり、椅子と身体が離れたり、立ったりした場合は反則となります。
(鎌田 薫)

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