平成27年 5 月16日、17日両日に第52回全国大会が開催されます。皆様多数のご参加をお待ち申し
上げます。
この 1 年間に協会事務局を訪れた製薬会社の数は二桁にのぼりました。それは筋ジストロフィー
の薬を製造発売しようとする機運が世界中の製薬業界で一気に盛り上がってきたからです。
メー ド・イン・ジャパンのエキソンスキッピング薬や点突然変異読み飛ばし薬、それにプロスタグラ
ンディン D2阻害薬も治験が始まっています。 また、英国の製薬会社GSK が開発した DMD の遺伝
子治療薬Drisapersen(エクソン51欠損スキッピング治療薬)の治験は日本も参加しましたが、良
い結果は得られませんでした。しかし、その後FDA(アメリカ食品医薬品局)の前向きの回答で
Prosennsa社がさらに治験を続け発売にこぎつける努力をしています。
また、世界で最も大手の製薬会社Pfi zer が筋肉成長抑制蛋白マイオスタチン阻害薬の治験を日本
で始めると言ってきました。さらに、世界で初めて発売の仮承認を得た点突然変異による DMD の
治療薬Translarna を製造発売している PTC社の Peltz社長以下 2 人の医師を含む 6 名の方々が私
のところに訪れて来ました。 そして、米国でのこの薬の効果を記録した動画を見せてくれました。
Peltz社長は「この動画を日本筋ジストロフィー協会の会員にぜひ見て欲しい」と要望してきました
ので大会の初日に上映する予定をしております。 皆さん楽しみにして是非とも総会に参加してくだ
さい。
昨年の総会で筋ジストロフィーを難病法の適応疾患に入れてもらうよう要望することが決定して
おります。平成27年1月1 日から難病法施行の指定難病110疾患に筋ジストロフィーは挙げられて
いませんが、今年夏ごろの第 2 次の指定には入る予定です。筋ジストロフィーが難病法の対象とな
り、これからは福祉の対応が今までとはいろいろと異なってくると思います。 会員の皆様の忌憚の
ないご意見をお待ちしています。会員の皆様からの懸念や意義について一つ一つ丁寧に検討して本
部役員が厚労省に要望に参る所存でおります。
では、皆様東京でお会いしましょう。
※やむなく欠席する場合は、委任状を忘れずに提出してください。
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